かっこいい!
メヘンディがいっぱい!
インド系カナダ人女性画家が描いた、インド女性たちがめちゃかっこいいです!
この「Badass Indian Pinups」というシリーズ。
Badassとは英語で、「タフな」、「イケてる」、「ヤバい」などの意味なので、
訳すと「”イケてる”インド女性のピンナップ」てとこでしょうか。
自信を持って”性的に”解放された、インド人女性を表現しているそうです。
ここでいう〝性″は、女性の性役割としての〝性″も含みます。
描かれているほとんどの女性が、メヘンディとタトゥーを施しているー!
伝統的な服装に身を包んでるのに、堂々としている女性の姿は美しいです。
このシリーズは、2012年にインドで起きたレイプ事件を受けて、
Nimisha Bhanotさんにより、描かれたもの。
Nimishaさんはこう語っています。
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被害者女性に対し、夜間に出歩いたからレイプされたのだと非難する人たちが出てきたことに、私はとても怒りを覚えた。
Mohan Bhagwat(ヒンドゥー至上主義組織のチーフ男性)の、
『"バーラット"(ヒンディー語でインドの意、ここでは伝統的なインドを現す)が、
"インディア"(欧米化されたインドを表す)になってきているために、レイプ事件は引き起こされたのだ。』
というコメントに憤慨した。
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インドでも日本でも、女性本人の自覚があろうとなかろうと、
個々の男性の良識がどうあろうと、社会全体の構造のなかでの女性扱いは、
男性に比べるとまだまだ低いものです。
そんなことない、と感じる方もいると思いますが…
その要因として、家父長制、男性優位社会の考え方が
根強く残っていることも影響しているわけです。
(特にインドは宗教的にも)
ここにある絵のどれもが、インドにおける
女性の扱われ方に対して皮肉っていて、その中でも私がぐっときた絵は・・・
(題名は私の訳です)
上から三番目
「カルバチョート(夫のために妻が断食するインドの行事)」
四番目
「ナーギニー(蛇の男神ナーガに対応する、蛇の女神)」
八番目
「あなたの意識のシワを、アイロンがけ」
一番好きなのは最後の
「家父長制なんて、ラグの下に掃き捨てちまえ」
どの絵の女性も、誰かに付き従うでもなく、生き生きとしててかっこいい!
インド文化に触れた人なら、さらに面白く見られると思います。
ただ、私は女性が男性の上に立つことを望んでいるわけではない、
ということを、男性女性共に誤解せずにいてほしいですね。
そして私は、男性が男性として生きるが故の苦しさも、たくさん目撃してきています。
男性、女性問わず、あらゆる性別(男性・女性ではない性も含む)で生きる人が、
自由に、安全に、生き方を選択し、人生をまっとうできたらいいのに、と願うばかりです。